平成29年度伝統文化親子教室の助成を受け、
7月より開催してきた、子ども茶育教室で初めての茶会でした。
これまで
お友達やご両親へお茶のおもてなしのお稽古をおこなってきた子ども達が
初めて、お客様を迎えての「おもてなし」の場を頂いたのが
日本茶発祥の地として知られる聖福寺という
数少ないお稽古の発表会では勿体ないほどの環境で
茶の歴史への感謝とお茶文化の伝承と発展の願いを込め開催される
「ティーロード九州茶館」と「聖福寺献上茶壺式典」事業の1つとして参加させていただきました。
静かな会場で、慣れない着物と足袋、
大人たちの視線が自分に向いています。
4歳~小学6年生の子ども達。
数少ないお稽古を振り返ると、思ってた以上の頑張りで
本当によくやり遂げました。
緊張で1歩が踏み出せない子。
お茶をこぼしてしまう子。転んでしまう子。
お稽古で出来てたことが上手くできなかったり
お稽古で出来なかった子が出来るようになっていたり。
大きな声でお客様へしっかりとおもてなしの言葉を。
掛け軸やお茶、お菓子への質問にも一生懸命答え。
10日振りのお手前もしっかりできていました。
小さい子達もお茶をこぼさないように慎重にお運び。
「どうぞお召し上がりください」
「どうぞ、お取り回しください」
お決まりの言葉も言えました。
茶業界、行政の方々もご参加いただき
沢山のお褒めの言葉、励ましの言葉を頂き
そのおかげで子どもたちの緊張も徐々にほぐれ
最後の第4席では、緊張していた子どもたちも
全員が積極的にお運びに参加し笑顔で終えることができました。
ご参加、ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。